給与・手取り

医療事務の年収・手取り・働き方|資格・雇用形態で変わる

2026年6月18日 更新 / メディカルマネー編集部 / 監修:黒田律(内科医・産業医) / 初級者向け

医療事務は、病院やクリニックの「受付・会計・診療報酬請求(レセプト)」を担う、医療現場の縁の下の力持ちです。患者さんが最初に出会うのも、最後に会計で接するのも医療事務。資格がなくても始められ、ライフスタイルに合わせて働きやすいことから、人気の高い職種です。

お金の話を正直にすると、医療事務の年収は看護師や薬剤師、技師といった国家資格の医療職と比べると、目安としては低めのゾーンに位置します。これは仕事の価値が低いという意味ではありません。レセプトの査定(返戻・減点)に対応できる専門性は替えがききませんし、夜勤がなく生活リズムが安定する働きやすさも大きな価値です。だからこそ「どんな雇用形態で」「どこで」「何を足して」働くかが、長い目で見た収入とやりがいを大きく左右します。

この記事では、医療事務の仕事の中身から、年収・手取りの目安(幅で示します)、役立つ資格、正社員・パート・派遣の違い、病院規模や地域による差、そして医師事務作業補助者などへのキャリアの広げ方まで、これから目指す人にもやさしく整理します。年収はすべて「目安・幅」として、断定せずに示します。

この記事のゴール

医療事務の仕事と年収のリアルをつかみ、「自分はどの雇用形態で、どこで働き、何を足せば収入と働きやすさのバランスが取れるか」を考えられるようになること。具体的な手取りは 手取りシミュレーター で、転職前後の比較は 転職の手取り比較 で確認できます。

医療事務の仕事——受付・会計・レセプトの3本柱

医療事務の仕事は、大きく「受付・案内」「会計・窓口収納」「レセプト(診療報酬請求事務)」の3つに分けられます。とくに最後のレセプトが、医療事務という職種の専門性の核です。

業務内容のイメージ
受付・案内保険証の確認・資格確認(マイナ保険証含む)、初診/再診の受付、患者対応、電話応対、カルテ準備
会計・窓口収納診療内容にもとづく一部負担金(窓口負担)の計算と会計、領収書・明細書の発行
レセプト(診療報酬請求)1か月分の診療を診療報酬点数に置き換え、支払基金・国保連などの審査支払機関へ提出する書類(レセプト)を作成・点検・提出

診療報酬は「1点=10円」で計算される国の公定価格です。医療事務は、医師が行った診療や処置を正しい点数に翻訳し、患者さんの窓口負担(年齢・所得で1〜3割)と、保険でまかなわれる残り(残りの7〜9割)に振り分けます。

ここで間違えやすいのが、レセプトを「どこへ出すか」です。実際に毎月レセプトを提出する先は審査支払機関——社会保険分は社会保険診療報酬支払基金(支払基金)、国民健康保険分は国民健康保険団体連合会(国保連)です。健康保険組合・協会けんぽ・市町村国保などは「保険者」と呼ばれ、審査支払機関が点検したあとに医療費を負担する側。提出先(審査支払機関)と費用を負担する側(保険者)は別、と覚えておくと現場で混乱しません。

💡ポイント

月初はレセプト点検・提出が集中する繁忙期で、ここが医療事務の腕の見せどころ。近年はレセプトコンピュータ(レセコン)や電子カルテでレセプト作成の多くが自動化されていますが、算定ルールの判断・査定(返戻・減点)への対応・点検は人の目が必要です。点数や算定ルールは2年に一度の診療報酬改定で変わります(直近の令和6年度改定は本体部分が2024年6月1日施行、次回の令和8年度改定も本体は2026年6月1日施行)。「PCが計算するから誰でも同じ」ではなく、ルールを理解して点検できる人が評価される世界です。

診療報酬改定と給料の関係は 診療報酬改定と給料 もどうぞ。なお令和6年度改定では、医療従事者の賃上げを評価する「ベースアップ評価料」が新設され、令和8年度改定でさらに拡充される予定です。医療事務単体が直接の対象とは限りませんが、施設全体の賃上げ原資につながる制度として知っておくと役立ちます。

出典:厚生労働省「令和6年度診療報酬改定について」「令和8年度診療報酬改定について」。

医療事務の年収・手取りの目安——公的統計でどう見えるか

気になる年収から見ていきましょう。まず前提として、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」には「医療事務」そのものの専用区分はありません。ただし関連する区分(「その他の保健医療従事者」や一般事務など)から実態を推計でき、各種の解説でもこの区分が使われています。令和6年(2024年)調査ベースの関連区分では、平均年齢43.5歳前後で年収約481万円、勤務先別では病院で約438万円、クリニック(診療所)で約334万円という目安が示されています。

これらはあくまで関連区分からの推計で、若年層やパートを多く含む実感値とはズレることもあります。経験年数・施設・雇用形態を加味すると、医療事務(正社員・フルタイム)の年収はおおむね次のような幅に収まると考えると現実的です。

区分年収・収入の目安特徴
正社員(経験浅め)年収 約260〜330万円賞与あり。最初は低めだが安定し、昇給・役職で伸びる
正社員(経験・主任クラス/病院)年収 約350〜450万円前後レセプト精通・リーダー/主任で上振れ。病院は賞与(一般病院で年80万円前後の調査値も)も大きく上限が高い
パート・アルバイト時給 約1,150〜1,300円前後扶養内・短時間も可。賞与なし/小の施設が多い。下限は地域の最低賃金に連動
派遣時給 約1,200〜1,600円前後時給は高めに出やすいが賞与・退職金なし、期間の定めあり。都市部のレセプト経験者案件は上振れも

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(関連区分からの推計)、各種勤務先別調査、厚生労働省「令和7年度地域別最低賃金額改定の目安について」。年収・時給は施設の種類(病院/クリニック/調剤)・規模・地域・経験年数・賞与水準・雇用形態で大きく変動します。考え方を示すための参考レンジとしてご覧ください。

正直にお伝えします

医療事務は「医療系の高収入職」をイメージして入ると、年収のギャップに戸惑うことがあります。無資格でも始められる事務職という性質上、国家資格職より給与水準は目安として低めに出やすいのが現実です(理由はこの一点に集約されます)。一方で、病院正社員で経験を積めば年収450万円前後まで届きうること、夜勤がなく日勤中心で生活リズムが安定し、ブランクからの復帰や扶養内勤務もしやすいこと——この働きやすさと専門性をどう価値づけるかが、職種選びの分かれ目です。他職種との比較は 職種別の年収と手取り をどうぞ。

なお「額面」と「手取り」は別物です。額面からは社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)と税金(所得税・住民税)が引かれ、ざっくり手取りは額面の8割前後(年収やケースにより前後)になります。医療事務の中心的な年収帯(250〜400万円台)では、年収が低めなほど手取り率は高くなりやすく、8割強になることも珍しくありません。なぜそうなるのかは 手取りの基本 でやさしく解説しています。

あなたの月給・年収から手取りはいくら? 社会保険料・税金を差し引いて試算 → 手取りシミュレーター

資格は必須?——「なくても就ける、あると有利」

医療事務の大きな特徴は、資格がなくても就けることです。医療事務系の資格はすべて民間資格で、国家資格ではありません。看護師のように「資格がなければ働けない」業務独占ではないため、未経験・無資格から始める人も大勢います。

ただし、「あると有利」なのも事実です。とくにレセプトの知識を客観的に示せる資格は、採用・配属・復職のときに効いてきます。代表的なものを整理します。

資格(民間)位置づけ・特徴
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク/日本医療教育財団)知名度が高く受験者も多い。学科+実技I・II(各70%以上が合格基準)で、受付・会計・レセプトの総合力を問う
医療事務管理士技能認定試験(技能認定振興協会)歴史のある資格。学科+実技(レセプト作成)
診療情報管理士(日本病院会など)カルテ・診療データを管理する専門資格。病院でのキャリアアップにつながり評価が高い
医師事務作業補助者(ドクターズクラーク等)の関連資格医師の文書作成・代行入力に特化。後述のキャリアアップにつながる
「診療報酬請求事務能力認定試験」は2025年で終了

長年「医療事務系で最も難関」とされてきた診療報酬請求事務能力認定試験(医科の合格率30%前後、カルテからレセプトを手書き作成する実技あり)は、2025年(令和7年)12月14日の第63回をもって終了しました。実施団体の公益財団法人日本医療保険事務協会も2026年(令和8年)3月31日に解散しています(受験者の減少・電子レセプト化・医療DXの推進が理由)。これから医療事務を目指す方は、上の表のメディカルクラーク・医療事務管理士・診療情報管理士など、現在も継続している資格を軸に検討してください。すでに取得済みの方の知識・経験が無価値になるわけではありませんが、「新規に狙う看板資格」としては選べなくなった点に注意です。

出典:公益財団法人日本医療保険事務協会「試験事業の終了と当協会の解散について」(2023年12月公表)。

💡ポイント

「資格を取れば年収が大きく上がる」というより、「未経験から採用されやすくなる」「復職・転職で評価される」のが資格の主な効用です。資格手当を出す施設もありますが、金額は施設によって差が非常に大きく、公的なデータも乏しいため、一概に「いくら」とは言えません。金額より「選ばれやすさ」への効果が大きいと考えるのが現実的です。資格手当の考え方は 資格手当 もどうぞ。

正社員・パート・派遣——雇用形態でこんなに違う

医療事務は雇用形態の選択肢が豊富なのが魅力です。同じ仕事内容でも、正社員・パート・派遣で収入の構造と安定性が大きく変わります。

正社員

もっとも安定した働き方です。月給制で賞与(ボーナス)・退職金・各種手当・社会保険がそろい、昇給や主任・リーダーへの昇格で年収を伸ばせます。年収の目安は約260〜450万円と幅広く、病院や医療法人ほど制度が整い賞与も大きい傾向。長く勤めてキャリアを積みたい人向きです。

パート・アルバイト

時給制で、勤務時間を調整しやすいのが最大の利点。子育て中の復職や扶養内勤務に向きます。時給の目安は約1,150〜1,300円前後で、下限は地域の最低賃金に連動します(2025年〈令和7年〉10月改定で最低賃金の全国加重平均は1,121円、東京は1,226円。都市部ではパート時給が最低賃金とほぼ同水準まで切り下がることもあります)。賞与がない/小さい施設が多く年収の天井はありますが、「年収の壁」を意識して働く調整がしやすいのが特長です。扶養や社会保険の壁は 単発バイトの税金 もあわせてどうぞ。

派遣

派遣会社に雇用され、医療機関へ派遣される働き方。時給はパートより高めに出やすい(おおむね1,200〜1,600円前後、地域・スキルで変動)のが魅力ですが、賞与・退職金がなく、契約期間に定めがあるのが基本。レセコン操作やレセプト経験があると、とくに都市部で高時給の案件を選びやすくなります(逆に地方では下限を下回ることもあります)。いろいろな現場を経験してスキルと適性を見極めたい人や、短期間でしっかり稼ぎたい人に向きます。

注意

派遣の「高時給」は額面の話。賞与・退職金がないぶん、年収トータルでは賞与のある正社員に逆転されることもあります。逆にパートは「扶養内に収めたつもりが社会保険の加入対象になっていた」というズレも起こりがち。雇用形態を選ぶときは、時給や月給の額面だけでなく、賞与・社会保険・年額の手取りまで含めて比べるのが鉄則です。雇用形態ごとの比較の考え方は 看護師の働き方とお金(雇用形態の比較として) も参考になります(看護師向けの記事ですが、常勤・パート・派遣の損得の考え方は職種共通です)。

働く場所で変わる——病院規模・施設タイプ・地域差

医療事務の収入と働き方は、どこで働くかで意外と変わります。

大病院(総合病院・大学病院)は、給与テーブル・賞与・退職金などの制度が整い、年収は安定しやすい一方、患者数が多く繁忙度は高め。部署が分かれ専門性を深めやすいのも特徴です。クリニック(診療所)は少人数で、受付から会計・レセプトまで幅広く担当でき、アットホームな反面、賞与は院長の方針次第で差が出ます(前述の統計でも病院約438万円に対しクリニック約334万円と差が出ています)。調剤薬局の事務は調剤報酬のレセプトが中心で、薬の知識にも触れられます。健診センターは比較的定時で働きやすいことも。

そして無視できないのが地域差です。最低賃金や物価が高い都市部はパート時給・派遣時給が高めに出やすく、地方は低めに出る傾向があります。ただし都市部は生活コストも高いため、「額面の高さ」=「暮らしの楽さ」ではない点に注意。職種ごとの地域による給与差の考え方は 職種別の年収と手取り もあわせてどうぞ。

💡ポイント

「安定と制度」を取るなら大病院、「幅広い経験と通いやすさ」を取るならクリニック——というように、収入の数字だけでなく、自分が大事にしたい軸で選ぶと後悔が少ないです。医療事務は転勤が少なく地元で働き続けやすいので、長く通える距離・人間関係も実は大きな価値になります。

キャリアの広げ方——医師事務作業補助者・医療クラークへ

医療事務は「受付の仕事」で終わりではありません。経験を積むと、より専門性が高く、評価(収入)も上がりやすい道が見えてきます。

代表的なのが医師事務作業補助者(メディカルクラーク/ドクターズクラーク)です。医師の指示のもと、診断書・紹介状などの文書作成、電子カルテへの代行入力などを担い、医師の事務負担を軽くして医師の働き方改革を支える専門職。病院が一定の体制(配置と研修などの施設基準)を整えると診療報酬上の「医師事務作業補助体制加算」の対象になるため、施設にとって価値が高く、専任ポジションにつながりやすいのが特徴です。

医療事務一般とは業務が切り分けられています

医師事務作業補助者は医師の指示の下で文書作成・代行入力を行う専門職で、就業前に6か月以内に32時間の研修を受けることが施設基準で求められます。重要なのは、診療報酬の請求事務(レセプト)、窓口・受付、会計業務は医師事務作業補助者の業務として行ってはならないと厚生労働省が明確に定めている点。医療事務一般の集計やレセプト業務とは制度上はっきり線引きされた別職務、と理解しておくと現場での誤解が減ります。

出典:厚生労働省「診療報酬の算定方法」「基本診療料の施設基準等」(医師事務作業補助体制加算の業務範囲・研修要件)。

ほかにも、レセプト点検・医療事務のリーダー/主任、医療秘書、病棟クラーク、診療情報管理士(カルテ・データの専門資格)など、専門を深める道がいくつもあります。これらは「事務の枠の中で替えのきかない強みを持つ」方向のキャリアで、長く働くほど効いてきます。なかでも病院でのステップアップとして人気が高いのが診療情報管理士で、資格の取り方や年収の目安は 診療情報管理士の年収・資格 でくわしく解説しています。

これからの目線

医療事務で収入とやりがいを伸ばす王道は、(1)レセプト・算定ルールに強くなる→(2)メディカルクラーク・医療事務管理士・診療情報管理士などの資格で客観的に証明する→(3)医師事務作業補助者や主任など専門ポジションへという積み上げです。資格と経験を掛け合わせ、「この人にレセプトを任せたい」と言われる存在になることが、医療事務という職種の中で年収を引き上げる現実的なルートです。

まとめ

  • 医療事務の仕事は受付・会計・レセプト(診療報酬請求)の3本柱。専門性の核はレセプトで、1点=10円の点数を扱う。提出先は支払基金・国保連などの審査支払機関(保険者とは別)。
  • 年収は他の国家資格の医療職より目安として低めだが、公的統計の関連区分では病院で約438万円、クリニックで約334万円、正社員はおおむね260〜450万円前後が目安。幅が大きく、雇用形態・施設・地域で変わる
  • 資格は必須ではないが有利。看板資格だった診療報酬請求事務能力認定試験は2025年で終了し、これからはメディカルクラーク・医療事務管理士・診療情報管理士などが選択肢。効用は「採用・復職で選ばれやすくなる」こと。
  • 正社員=安定(賞与・退職金)、パート=時間調整しやすい(時給下限は最低賃金に連動)、派遣=時給高めだが賞与なし。額面でなく年額の手取りで比較を。
  • 大病院は制度が手厚く安定、クリニックは幅広い経験。地域差も大きい
  • キャリアは医師事務作業補助者・医療クラーク・主任などへ発展(ただしレセプト等とは業務が切り分け)。レセプト力+資格+専門ポジションが年収アップの王道。
  • まずは 手取りシミュレーター転職の手取り比較 で、自分の数字を確かめるところから。

よくある質問

医療事務は資格がないと働けませんか?

いいえ。医療事務の資格はすべて民間資格で、看護師のような業務独占の国家資格ではありません。無資格・未経験から就くことが可能です。ただし、レセプトの知識を示せる資格(メディカルクラークや医療事務管理士など)があると、採用や復職で有利になりやすいです。

「診療報酬請求事務能力認定試験」はまだ受けられますか?

いいえ。この試験は2025年(令和7年)12月14日の第63回をもって終了し、実施団体の公益財団法人日本医療保険事務協会も2026年3月31日に解散しています。これから新規に目指す場合は受験できません。代わりにメディカルクラーク(医療事務技能審査試験)、医療事務管理士、診療情報管理士などの継続している資格を検討してください。

医療事務の年収は本当に低いのですか?

他の国家資格の医療職(看護師・技師など)と比べると目安として低めのゾーンに位置するのは事実です。一方で、賃金構造基本統計調査の関連区分では病院勤務で年収約438万円という数字もあり、正社員で経験を積めば450万円前後まで届きうる幅があります。夜勤がなく日勤中心、扶養内・短時間も選べる働きやすさやレセプトの専門性も価値で、収入だけで測れない職種です。

正社員・パート・派遣ではどれが一番得ですか?

一概には言えません。安定と総額なら賞与・退職金のある正社員、時間の融通ならパート、短期で時給を取るなら派遣が向きます。派遣は時給が高めでも賞与がないため、年額の手取りでは正社員に逆転されることもあります。額面の時給・月給ではなく年間の手取りで比べましょう。

レセプトはコンピュータ化で人がやることは減りませんか?

作成作業の多くはレセコン・電子カルテで自動化が進んでいますが、算定ルールの判断・査定(返戻・減点)への対応・点検は人の目が必要です。診療報酬は2年に一度改定される(直近は令和6年度、本体は2024年6月1日施行)ため、ルールを理解して点検できる人はむしろ価値が高まっています。

「いまの年収は相場に合っているだろうか」と感じたら、職場を変えるのも現実的な選択肢です。職種別の転職サービスは 転職サイトの選び方 で中立に比較しています。


本記事の年収・時給は、厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(医療事務の専用区分はなく、「その他の保健医療従事者」等の関連区分からの推計)や勤務先別の各種調査、厚生労働省「令和7年度地域別最低賃金額改定の目安について」をもとにした全国の目安・幅で、施設の種類・規模・経験年数・地域・賞与・雇用形態により実際の金額は異なります。医療事務関連の資格はいずれも民間資格です。診療報酬請求事務能力認定試験の終了・協会解散は公益財団法人日本医療保険事務協会の公表(2023年12月)にもとづきます。本記事は2026年(令和8年)時点の制度にもとづく一般的な情報であり、特定の就職・転職・税務に関する個別の助言ではありません。税・社会保険・診療報酬の制度は改正される場合があります。重要な判断の際は、求人票の詳細・一次情報(厚生労働省、各資格の実施団体)や専門家にご確認ください。

監修・運営:黒田 律(くろだ りつ)

内科医・産業医(医師8年目)/投資家

地方の病院で内科診療を続けながら、産業医として「働く人の心身とお金」に向き合う医師。記事は税・制度などを公的な一次情報で確認し、医療・制度面を監修しています。運営者・編集方針について →